昭島の歯科・歯医者【関歯科診療所】歯周病・予防の総合歯科治療 インプラント、矯正歯科、審美歯科、ホワイトニング

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仕事ってなあに?

掲載日:2016/05/20

 こんにちは。

 昭島市の関歯科診療所 院長 関豊成です。

 陽がだいぶ長くなって、日々の暖かさも増してきました。

 完全にスキーのシーズンは終わってしまいましたね。
 はてさて、ここから次のスキーシーズンまで何を趣味にすれば良いか。

 悩みどころだ。

 出来れば家族と一緒に出来る趣味を見つけられると
 自分のメンタルを立て直すための趣味と
 いつも迷惑をかけている家族と
 どちらも取る事が出来るのですが。

 なーんて考えてること自体
 不謹慎なのかもしれませんねえ。

 さて。本題です。

 最近、というかここ数年
 自分よりも若い歯科医師や歯科衛生士と話をする機会が多いのですが。

 なんというか、違和感を禁じ得ない事がよくあります。

 それは「仕事を楽しめる様になりたい」
 という事に関してなのですが。

 仕事を楽しむのってとても大切で
 人生において間違いなく家族や友人と共に過ごし、自分自身と向き合う時間よりも
 仕事に費やす時間の方が多いので

 その時間を苦痛のみを感じながらただ作業をこなしていくのか
 その時間を楽しみながら仕事をしていくのかは
 その人の人生の質を左右する事になるとは思うんです。

 それは間違いないと思うのですが
 私が違和感を持つのはその楽しむためになにをするかの姿勢なんですね。

 歯科医療を楽しみたい、嫌いになりたくない。
 良く聞く声です。

 間違いなく、自分も10年前に同じことを言っておりました(笑)

 その姿勢と言うか方向性が違いましたけど。

 楽しめる様になりたいから、嫌いになりたくないから

 出来ない事をドンドン潰して
 出来る事を増やすスピードを上げていこうと

 日常臨床の中で拾える、自分を成長させてくれる要素を
 どこまでもかき集めていこうと

 苦手だと思う分野の実習やセミナーに行って
 苦手を克服しなくちゃと

 そうやってずっと10年近く来たわけです。
 
 意図的にまずは広く歯科医療と言う分野で
 自分の穴を少しでも狭める事を意識して過ごしました。

 私達も人間です。
 人間が、同じ人間に治療行為とはいえ
 歯肉にメスを入れたり
 歯や骨を削ったり
 歯の根っこの中に治療器具を入れたり
 そりゃもう怖いものです。

 むろん患者さんの方が怖いのが当たり前だし、
 だからこそ術者側は毅然として患者さんに安心感を持ってもらわないといけない。

 でも、内側では毎回ビリビリとした緊張感を持って
 治療に臨んでいる訳です。

 最初のうちは緊張感が恐怖心に近似しているというか
 ほぼ恐怖心なので辛くて辛くて。

 術前は、上手くできるかどうかで悩み
 術中は、自分が選択したこの術式で合っていたのか悩み
 術後は、患者さんに痛みや不快感が出ていないか心配し。

 真面目であればあるほど心が病んでいくのが若手の頃だと思います。

 でも、というか
 だからこそ自分の苦手分野と向き合い
 なんでもない治療の中にも成長のヒントを見つけ拾いだし
 その作業を繰り返しながら
 それと並行して拾ったものをピカピカに輝くまで磨き続ける。

 恐怖心を拭い去る手段は
 自分にある程度の自信を持てるようにする事だと思います。

 ひいてはそれが自分が歯科治療に苦手意識を持ったり
 嫌いになったりしないで済む方法だと感じてましたし

 その自分の感覚を信じて疑うことなく邁進していたので
 歯科の仕事を嫌いになるとか
 そんな事を考える余裕すら途中からは無くなっていきました(笑)

 そして、そうやって多くの事を学んだ期間に
 自分が『あ、この分野やっていてほかのより面白いぞ!』とか
 『うちに来る患者さんはこういう人が多いから、この知識とスキルは
 今のうちにしっかりとマスターした方が良さそうだ』とか
 そういう気づきが出てきたら
 並行してそちらの勉強も掘り下げて行うと。

 そうやって専門性を高めてゼネラリストでありつつも
 スペシャリストにもなろうと努めてきたんですよね。

 結果、現在の私が居るわけです。
 全然まだまだ足りない所があるなと自分で自分を戒める毎日ですけど
 どうにかこうにか患者さんからの信頼をいただいて
 歯科医療を仕事として、生かしていただけてる訳です。
 
 なんかですね。。。

 そういうんじゃない人が多いように感じるんですよ。

 いや、世の中の全ての若い歯科医師や歯科衛生士が
 そうな訳じゃないんですけど。

 むしろですね、立派だなあ。見習わないとなあ。
 と思わせてくれる若い先生も沢山おりますのですよ。

 あれ、年下なのに俺この分野でこの子に負けてるかも。。。
 やばい!負けてられない!みたいな感じ(笑)

 そもそもこれって勝ち負けではないんですけど
 あるじゃないですか、人間ってそういう意識。どこかしらに。

 別にゲーム感覚やただの勝負事としてとらえている訳ではありません。
 そこは断じて勘違いなさらないで下さいね。

 。。。話を戻します(汗)

 自分が好きな事を探したいなんて言っているけど

 色んな分野の勉強をがむしゃらにして
 日常臨床において必死に自分の成長に寄与するヒントを拾って
 という事をやっているようには見えない人も居たりして。

 自分が興味ある分野は頑張って勉強してるけど
 それって結構人並みの、というか当たり前の事じゃない?
 他のあなたが苦手としてる分野に関してなにしてるの?
 教えてもらえるのを待ってるの?
 いつか急に出来る様になると思うの?
 みたいな。

 自分が好きな事を追求したいなんて言っているけど

 いやいや、好きな事だけ追求するなら研究者にならなきゃでしょ。

 だって、あなたは一般臨床で
 歯周病治療も根管治療も外科も入れ歯も咬み合わせも顎関節も
 全部トータルで出来なくちゃいけない職種なのに

 その最低限の事がまず出来てからの
 もしくは最低限の事を出来る様に必死で学びながらの
 好きな事の追求ちゃいますのん?

 だって、患者さんに対しての責任果たせなくないですか?

 なんてツッコミを入れたくなっちゃう訳です。 

 いやいや、そういう人生も有りだとは思います。
 でも、医療従事者ですから。私達は。

 しかも歯科の分野では専門的な中にも多くの分野が細分化され
 本当に多くの学びを継続しなければ
 ラーニングステージなんていくらでもあるわけですから
 自分の成長がおいつかない。

 自分が成長すればした分だけ
 患者さんの健康に貢献できる訳です。

 適当な事をすれば、痛い目を見るのは患者さんな訳です。

 とってもぶっちゃけて言えば
 「お前の好き嫌いなんて知るか」
 です(笑)

 苦手なものにぶつかっていかないと。
 嫌な事に向き合わないと。

 世の中のどれだけの人が
 好きな事だけをやっていればいい仕事に就いているのか。

 上司に頭を下げ、部下の不平不満を蹴散らし
 または物申せないから自分の中に溜めこみ
 取引先やクライアントに右往左往させられ
 お金の心配をし
 従業員の人間関係に頭を悩ませ
 陰口に心を蝕まれ
 炎天下でも極寒の中でも体を酷使し
 他にも沢山の苦悩や苦労や苦痛に耐える
 どんな仕事だって、そんなものが日常の中にはゴロゴロ転がっていて

 確かに心が折れそうな時って頻繁にあります。
 特に、上手く出来ない時は尚更その頻度は高いです。
 
 だけど、その中にも遣り甲斐を感じられて
 誰かの為になれている事を実感できて
 自分の存在意義が認められて
 自分の思う目標に達した充実感を得られて
 そういうものがたまーにあるから

 もうちょっと頑張ったらその先に何が有るんだろう
 もっと多くの人を喜ばせられるかな
 人の為になれるかな
 見える世界が変わるのかな
 あの人に追いつけるかな

 そうやって少しづつ
 もともと好きだったけど
 気付いたらもっと好きになっているのが仕事の理想だと
 思うんですよね。

 そこに至る為には
 その仕事に一時期は埋没しても頑張り続ける覚悟と
 能動的な不断の努力しかないと思うんです。

 それは受動的なものでは駄目なんです。
 『やらされている』
 としか本人はとらないし、感謝の心は芽生えません。
 自分で考えることをしなくなります。

 やらされていることと
 自ら進んで『学ぶ』事と
 そこには大きな開きがあると思います。

 さてさて。
 そんな偉そうな事を書いてはいますが
 私だってまだまだ成長期。

 多くの先生方から学びを頂き続けている訳ですから
 人のふり見て我がふり直せ。

 死ぬまで成長できるように
 それなりに頑張ります。←お前はがむしゃらじゃないんかーい!(笑)

 大丈夫です。
 やる時はいつも覚悟を持ってやります。

 そんな訳で、本日は私の仕事観について
 つらつらと書きつづってみました。

 では、また。

 関歯科診療所 院長 関豊成でした。

ドクターの勉強会に潜入

掲載日:2016/05/09

毎度お馴染み(でもない)
関歯科診療所の
歯科衛生士M花です(*^-^*)


ゴールデンウィークは過ごしやすい日が多くて
一年中こんな気候なら良いのになぁ…
なんて思ってしまいます



さて先日
当院の院長と安達先生が所属する
スタディグループの勉強会を昭島で開催することになり

これはまたと無いチャンス!!
ということで
スタッフも先生方と共に参加させていただきました🌼



スタディグループの先生方は本当に勉強熱心で
日曜日というのに午前中から実習
午後もお昼ご飯もそこそこに三時間に渡る講義
そしてそのあとの懇親会も歯科の話…


講義をしてくださる先生も
勉強会のために数百枚に渡る膨大な量のスライドを携え

車での走行距離250㎞という遠方から
お越しくださり…

スタディグループの結び付きの強さと
そして先生方の仕事にかける情熱を深く感じさせていただきました❤


講義は歯周外科について


膨大な量の症例写真
すごく細かい記録がなされていて
まずそれが圧巻で
そしてその症例写真の歯肉が
すごくキレイだったのです


担当の歯科衛生士の腕が光っていたわけです



歯周外科をするにあたって
適応症例の選択を誤らないことが重要で



歯周外科の適応に入るために
基本治療がしっかりなされていること
セルフケアが確立されていることは
どの症例においても必須なのです


ドクター達が必死に学んで
それを実践しても
必須条件が満たされなければ
成功へは到達できない


成功に必要なセルフケア
それを確立していただくために
私達は患者さん達にブラッシング指導を行います



講義のなかで先生が
ブラッシング指導が一番難しく、
技術がいるのではないか
と仰ることがありました


ブラッシング指導は生活習慣に対する指導

患者さんたちも残っている汚れを指摘すると
“わかってはいるけどなかなかね…”
“一生懸命やってるんだけどまだ残っているんだ…”
とよくため息がでてしまうのです

技量の差はどうしても出ますし
今までの習慣を変えるのは難しいことが多いです


“一生懸命やってこれだからもう言わないで‼“
と仰る方もいらっしゃいます


歯科衛生士として5年勤めておいて
頼りなく思われるかもしれませんが
ブラッシング指導はやはりすごく難しいです


しかし歯周病も虫歯も細菌感染である以上
患者さんがそれを改善したい
という気持ちを持って来院したのなら
何にしても避けられないステップで

患者さんがなんと言おうと
可能な限り100%コントロールできている状態に近づくように諦めないことこそが私達に必要と思っています


もちろん
できるだけやりやすい方法を模索し
わかりやすい言い回しを考え
日々開発される新しい道具に目を向けるので


患者さん方しっかりとお付き合いお願いします(>_<)


今回の講義でドクターが治療するにあたって深く深く考え抜いて結論を出していることを再認識しました


その結論を成功に導く鍵を握っているのは歯科衛生士という気持ちをしっかり持ち直して
診療に励みたいとおもいます❗


そして先生方は休みを惜しまずに勉強して
患者さんによりクオリティの高い医療を提供したいと思っています


患者さん方はどうか日々の10分20分を惜しまずにブラッシングに当ててみてください(*^-^*)

形成実習in関歯科診療所

掲載日:2016/04/19

こんにちは。勤務医の安達です。大分暖かくなり、やっとコートをしまうことができそうですね(*^^*)!


さて、先日の日曜日に院長と私が所属する勉強会の若手の定例会が昭島で行われました。
午前中は関歯科診療所で実習、午後からは昭島保険福祉センター(あいぽっく)にて講演を聞くという内容でした。

僕からは午前中の実習についてお話しします。


歯科の治療において、虫歯で歯の大部分を失ったり、歯の神経をとった場合などに被せものをする必要があります。

このときに虫歯を除去し残った歯だったり、金属や樹脂の土台に被せものをするために、形を整える必要があります。これを「形成」といいます。

昨日の午前中はこの「形成」の実習を行いました。

この形成、土台や歯を削り過ぎてもだめですし、削らなすぎてもまただめなのです。

必要かつ十分な量を削り、できあがりの被せものの厚みが一定になるようにしなければなりません。

また、型どりをして石膏模型にし技工士さんに被せものを作ってもらうのですが、削った面が綺麗でないと適合のよい被せものが作れません。

さらに、今回の実習ではできあがった被せものに理想の噛み合わせを与えるための高度な形成を行いました。



講師は、関歯科診療所院長です。関歯科診療所では普段からこの高度な形成を行っています。
院長の形成の技術、考え方を若手のみんなで学ぼうとのことで、今回の定例会は昭島で行うことになったのです。院長の指導をうけながら、みっちりと午前中いっぱい実習を行いました。


被せものをする前の見えない所(形成しかり、根っこの治療しかり)にもとことんこだわり、長期に安定した予後を得られるよう日々私たちは診療しております。



季節の変わり目、みなさま、お体に気をつけてお過ごしくださいね。

関歯科診療所 勤務医 安達隆帆

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